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設計 アーカイブ

建築確認の耐震審査

こんにちは。大寒気団が日本の上空を席巻して、
身も心もフトコロも寒くなっている、岩永です。

先日の日経新聞に『木造2階建 義務化先送り』の見出しが
躍っていました。

記事によると、二階建て以下の木造住宅について、2008年末に
導入する見込みだった『耐震強度の審査義務付け』を先送りにする
方針を決めたようです。

建築確認の厳格化によって住宅着工数が激減した昨今、これ以上
建築業界を混乱させてもねぇ・・・。

木のある暮らし

こんにちは。うちの愛娘が、入学式に入学生代表で挨拶をすることになった、岩永です。

今回は【木のある暮らし】についてちょっとお話してみたいと思います。

皆さんは住宅において、【木のある暮らし】とはどういうことを想像できますか? たとえば木造住宅においては構造材だったり、内装材に使用されております。外部においても仕上げ材として使用する場合もあります。RC造やS造においても内装、外装に使用されていますね。

そこで【木のある暮らし】ということなんですが、私が思うに、「木をうまく生かした住まい」を実現できている空間の中で暮らすことではないかと考えます。 木を生かすということは、いわば木の持つ特性を活かし、そこに住む人にとって心地良い場所なんだと。強いて言えば、【木のある暮らし】が健康を守るまで言っても、過言ではないかもしれません。

 木は健康にいいということ。

たとえばある老人ホームでの調査によると、木材を多く使用している施設では、風邪をひいたり、怪我をしたり、眠れなくなったりする人の数が少ないという結果が出ているそうです。 他にも、カーペットなどから木の無垢フローリングに替えたところ、ダニの数が激減したそうです。

 木は身体にもやさしいということ。

木の床(無垢の無塗装品が良いと思う)で言えば、表面をハードなコーティングをしたカラーフローリングなどや、大理石の床よりも適度な摩擦感があるので滑りにくく、また、表面がやわらかいので衝撃吸収効果が得られるはずです。 さらには熱も伝わりにくいので、表面温度も高いでしょう。 また、木には調湿能力があり、内装の仕上材に使用すると適度な湿度を保ってくれます。  

Style Wood

こんにちは。 昨日やっとの思いで散髪して来た、岩永です。

なかなかタイミングが合わず、【a:nalog】のオーナーにフラれながらなんとかカットしてもらいました。

スマンやったね(笑)

 この【a:nalog】という美容室は、実は私が設計を担当させていただいたお店です。 オーナーのS々野君は高校時代の同級生ということもあり、私に話を持ってきてくれました。

アリガトネ・・・。

 

店内のイメージとしては、ミッドセンチュリーを基調とした色合いで、木の温かみのなかに無機質なコンクリートを組み合わせることによって新しいのだけれど、懐かしい感じのある雰囲気を醸し出せたと思います。

  
このお店のコンセプトは『ゆったりできる空間の美容室』

約30坪の店内ですが、4席しか客席がありません。

 

ホントゆったりした感じで、お店の方ともゆっくりコミュニケーションがとれます。

 

お近くの方は覗いてみてくださいねー。

 

話は変わりまして。 

先日、長崎県では大手ゼネコンにあたる某建設会社の飲み会に参加してまいりました。

みなさんはじめは暗い感じの話題ばかりでしたけれども、時が経つにつれ、酔いが回るにつれ、笑顔が増え、話題も必然的に明るくなっていきました。

まだまだ、イケますね。 暗い話ばかりしていても何にもはじまりません。 飲んだときのその笑顔でこれからも頑張っていきましょう!!

 

ということで、 早速新築のお打ち合わせに行ってまいりました。 今回の新築は、当社協定工務店様の【県央ハウス】のお仕事で、材料の納品がメインになります。 これからお施主様と最終的なお打ち合わせとのことで、 水廻り関係のサンプルカタログをお届けしました。

この写真は、県央ハウス様の事務所に設けられた囲炉裏部屋

かなり雰囲気が良かったですねー。

こんな感じの部屋があると、お客さんを呼びたくなりますね。

 


天井はこんな感じ。 

スバラシイ・・・。

 

お打合せ、上手くいくと良いですね。 

それではみなさん、楽しい週末を・・・。

 

 

私はこれから別の打ち合わせに出かけます・・・(涙)

木造住宅の耐震補強の・・・

こんばんは。 イッちゃいましたね、リーマン・ブラザーズ。 あんなに大きな会社でも経営破たんしてしまうんですね・・・、怖い世の中です。 この先、日本においてどのような影響が出来るのかとても心配な、岩永です。

 

今日は、お昼から『木造住宅の耐震補強のポイントと実務講習会』というのに行ってまいりました。 内容はもろに耐震補強工事の実務的な事項ばかりだったのですが、その中で講師の方がちょっと面白かったですね。

なぜかというと、基本的に耐震補強を行う場合『耐力壁』が主役になってくるのですが、この講師の方は「コミセンが一番強い」とか、「伝統工法が免震性に優れている」とか仰っておりました(笑)

伝統工法というのは、『耐力壁』を使わないことが前提のはず。 ましてや、講義の中で筋交や金物の正しい使い方、施工方法を説明しているのにもかかわらず、伝統工法やコミセンの方が良いみたいなことを言うなんて・・・、面白くありませんか? 話が矛盾しているというか、なんちゅうか・・・(汗)

しかし、伝統工法やコミセンを良しとする考えには私も同意します。 この構造の専門家である講師の方も仰っておりましたが、「歴史が違う。 金物はまだ歴史が浅いし、この先何年持つかわからない。 しかし、コミセンなどを使う伝統工法は何百年もの歴史があるし、実績もある」みたいな。 

なんとなく説得力がありますよね。 

現在の木造に用いる工法のほとんどは耐力壁(筋交、パネル工法等)に強度を依存します。つまり、耐力壁の部分に力(地震力や風圧力)を集中させて持たせる工法です。 ですが、耐力壁の配置、強度バランスが悪いとその建物はゆがみが生じ、崩壊に向かう恐れがあります(←逆に言うと、きちんとバランスの取れた配置、強度計画をしていれば問題にはなりません)。

しかし、伝統工法は筋交や構造用合板等を用いた耐力壁を持たず、ヌキと土壁で建てることになります。 この工法は、柱や梁、ヌキや土壁で大抵の力を負担します。 このとき土壁はもろく崩れていくのですが、それは振動を吸収するために起きることで、建物本体が崩壊しているわけではありません。 

現在の工法が耐震構造ならば、伝統工法は免震構造となりますかね。 それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらがどうというつもりは無いですが、来年から施行される瑕疵担保履行法により義務付けられた、保険を扱う保証会社がどういう判断をするのかにはとても関心があります。 

さらにこの講師の方は、KD材(人工乾燥の木材)は木材の内部(芯の部分)の細胞に良くないということも仰ってましたね・・・。 木材内部に亀裂等が生じ、強度不足になると。 う~ん、確かにそのようなデータもあるみたいですが・・・、そこまで言うかみたいな。{←当社ではAD材(自然乾燥の木材)を推奨してります。}

いろんな意味で面白い講習会でした。 当社が行っている【古材(kozai)】事業にも通じるところがあると思います。 なんせ【古材(kozai)】は究極の乾燥材なんですから。

ちなみに、お家のリフォームを行う場合、耐震診断を行いお役所に申請をすると、最大60万円の補助金が出ます。 詳しくはこちらへ。 

予算的な問題があるときは申請してみるのもひとつの方法かもしれませんね。 

今日も長いブログとなってしまいました。 最後までお付き合いいただいた人に

 

 

 

 

 

建築家 堀部 安嗣氏

こんんちは。 今のところ体重が63.5kg前後で安定している、岩永です。

6月の中旬頃から若干の食事制限をし、晩酌を止め、適度な運動を心がけてきた成果ですね。 特に無理はしておりません。 適度な運動といっても毎日ジョギングをするとかではなく、気がついたらちょっと身体を動かしてみるとか、若干の腕立て腹筋をするくらいで・・・。 体脂肪率も以前から比べると10%ダウンあたりで落着いています。 所詮、家庭用の体重計が示す値なのであんまり当てにはなりませんが(笑)

ちなみに、食事制限を始める前が73~75kg位でしたから、約10kg減といったところでしょうか。 ま、どんだけ食ってたんだというところですね(汗)

 

さて、今日はある雑誌での【堀部 安嗣氏】のインタビュー記事にとても共感を覚えたので、その内容についてちょっと触れてみたいと思います。

 

● 『長い年月をかけて証明されたことは侵すべきではないと。』

「建築における公理やルールの一つに、その場所の気候風土に合わせる、ということが挙げられます。 例えば、雨が多く湿度の高い日本で、木造住宅は屋根に勾配をつけて軒を出す。 悪いことは一つもありません。 風景や街並みに統一感も生まれます。 逆に陸屋根にして、軒の出をなくすと、高い確率で欠陥や無理が生じます。 街並みも崩れます。 ・・・中略・・・ フラットルーフで軒の出ていない木造住宅は、土砂降りのなか、傘も持たさずに子どもに立たせておくようなもの。 いずれは風邪をひきます。 だからやっぱり屋根を架けてあげようと思います(笑)。」

私も以前、某外装板メーカーの方に同じようなことを聞きました。 「いくら塗装の性能が良いからといって、やっぱり軒を出してもらわないと外装板の寿命は縮みます。」と、仰っておりました。 最近はよく陸屋根の家を多く見ます。 大抵の住宅には保証等々が充分に備わっていますから、心配は無いのかもしれませんが、私も堀部氏の意見には賛成ですね。 例えば都心の住宅密集地で、軒も出せないくらい狭い土地に建てる狭小住宅ならわかりますが、長崎のような田舎で、比較的土地も広く使えるような場所で無理して軒の出を無くすことはないかなと。 

軒の出があると、なんとなく落着いて見えますよね・・・。

さらに堀部氏は、「一方で、僕にも設計者としての業があります。 こうすればカッコいいかな、なんてことは考えずに建築をつくりたいと思っていますが、自分の業がポロリと顔を出してしまうこともある。 でも、その空間は居心地が悪いものになって、絶対に後悔するんです。 ・・・中略・・・ 建築は何十年、何百年と残っていくものだし、そういう責任を負っています。 設計者はそのために、建築の秩序をつくらなければならない。」と、インタビューに答えてました。

うーん、なかなか難しいもんですね。 建築って。 私なんかはまだまだ、こうすればカッコいいかな、なんてことを考えてしまいます。 しかし、堀部氏が語っているように建築とは何年も残していくもの。 一時の流行に流されるのではなく、普遍的なものを追求していかなければならないような気がします。

木造住宅における陸屋根という選択肢も、もしかしたら一過性のものかもしれません。 だとしたら、設計者はその辺を充分に見極め、住まい手、周りの風景のことを考えながら設計していかなければなりませんね・・・。

余談になりますが、ある建設会社の社長様が、どんな住宅を選んだほうがよいですか? と言う問いに、「住宅展示場などでいいなと思う家は選ばないほうが良いです。 住む家というのは日常であって、いいなと思うような家のほとんどが非日常的にデザインされている・・・。 流行のカフェやショップなどの店舗がその非日常的なもの。 これはいつか飽きが来る。 だからイマイチかなと思うくらいの日常的な家を選んだほうがよいですね。」と答えておりました。

これも一理ありますね。 私も良い家とはなにげにシンプルな家かと思います。 流行を追っかけたり、その瞬間にカッコイイと思っても何年か経てばそうでもなくるもの・・・。 こういった感覚的な判断ではなくて、しっかりと実質的な観点で、家は選んで欲しいと思います。

 

   

もう彼岸花の季節ですね・・・。

当社倉庫の裏に毎年のように咲きます。

この花が咲くと、秋の訪れを感じます。

では。

 

 

※今回のインタビュー内容は【日経アーキテクチュア2008 9-22号】から抜粋させていただきました。

超長期住宅関連講習。

こんばんは。 痩せたことにより、持っていたスーツのほとんどがブカブカになってしまった、岩永です。

嬉しいような、悲しいような感じですけど、ほとんど全部をお直しに出さないとだめかもしれません・・・(涙) ま、太って着れなくなったというよりは、マシなんでしょうけど(笑)。

 

さて、昨日は長崎建築士会の主催による【超長期住宅関連講習会】というものに参加してまいりました。 最近ものすごく興味のある『超長期住宅』。 何を基準に、またどのようにして『超長期住宅』とするのか・・・。 住宅建築に携わっておられる方ならばとても興味のあることだと思います。 よって今日は、この講習会での内容を、私なりの思いを交えながら書いてみたいと思います。

そもそもこの『超長期住宅』というのは、福田前総理が住宅の長寿命化を図る一環として掲げたもので、『200年住宅』といえば皆さんもわかり易いのではないでしょうか。

ちなみにこの『200年住宅』の200年という数字。 実は何の根拠もないというか、あくまでもシンボリックな数字でしかないそうです。 「200年くらい持てばいいよね」的な感覚でのネーミングだと、講師の方は仰っておりました。 

現在、日本においての減失住宅の平均築年数は、約30年程度しかありません。 アメリカでは約55年、イギリスにおいては77年だそうです。 このことからわかるように、気候風土などが違うにしても、日本の住宅は新築されてから減失するまでの期間が、欧米諸国に比べて非常に短いですよね・・・。 

また、既存住宅流通シェアについても日本の13.1%に比べ、アメリカが77.6%、イギリスにおいては88.8%と約9割が流通しているそうです。 ビックリですね~。

この『超長期住宅(200年住宅)』の考え方というのは、少子化をにらみ、また地球環境問題等の諸問題をふまえて考えられたものだと解説されておりました。 造っては壊し、造っては壊しという時代から、長期にわたって使用可能な質の高い住宅をストックするという方向への転換・・・。 

私は悪くない考えだと思います。

ただ、いきなり『200年』という途方もないことを言い出すのはどうなんでしょうか・・・。  別に80年でも100年でもいいじゃないと私は思います。 家というのは、大事に思う気持ちが住まい手側にも造り手側にもあれば、自ずとその家の寿命というのは長くなるもの・・・。 

その家を大事に思う気持ちが3代続けば、『200年住宅』になり得ます。 いくらものすごい構造で、優れた工法であっても、そこに住む人がその家を大事にしなければそんな長くは持たないと思います。 

家には労わり(メンテナンス)も欠かせません。 これがないと長持ちしません。 だから、造り手側もその家をどのような工法、構造で建て、どのようなメンテナンスをしたのか、その履歴を残すことも大事になります。  病院のカルテみたいなものですね・・・。

 

今回の講習で頂いたテキストに載っていた『長期優良住宅に求める要件のイメージ(木造戸建住宅)』をご紹介します。

構造躯体の耐久性・・・数世代にわたり使用可能
構造躯体の耐震性・・・大規模な地震の後、必要な修復をすることで使用を可能
変化に対応できる空間の確保・・・居住者のライフスタイルによって変化等に応じた変更が可能
長期に利用される構造躯体において対応しておくべき性能・・・断熱性能等の省エネルギー性能の確保、将来のバリアフリー改修に対応できるよう必要なスペースの確保
内装・設備の維持管理の容易性・・・躯体に比べて対応年数の短い内装・設備について維持管理を容易に行なうことが可能
計画的な維持管理・・・定期的な点検・補修に関する計画を策定
住環境へ配慮・・・住環境に関する地方公共団体が行なう各種規制・誘導措置に沿って、良好な住環境を確保

具体的にはもっと細かいことを要求してくるんでしょうが、大枠はこんな感じだと思います。 可変性については微妙ですが、その他の事項については普通の家においても当たり前のような気がします。 

 ん?ということは、当たり前の家を当たり前に建てていなかったということなんですかね・・・。 う~ん(汗)

ある大工さんなんかは「俺が建てた(造った)家は、俺が生きているうちは壊れん。」といってましたが、そのくらいの自信と誇りを持って家づくりしてもらえれば、当たり前の家ができるのかもしれませんね(苦笑)。

 

今回の講習で、技術云々も大事ですけど、それ以上に『家に対する思い』というのがいかに重要なのかと改めて感じさせられました。 またこのような機会があればぜひ参加したいですね。 

ということで、今日はこの辺にしときます。 

 

 

・・・相変わらず長いなぁ~、俺のブログ。

では。

 

超長期住宅先導的モデル事業の評価結果についてはコチラ

上棟前

こんばんは。 寒さが一段ときつかった長崎地方。 今晩は雪でも降りそうな気配を感じる、岩永です。

昨日は熊本の阿蘇山にて初雪が観測されたそうです。 ホント、めっちゃ寒いですもん・・・(震々) この調子だと今年の冬はめちゃくちゃ寒くなりそうですね。

 

さて、今日はD邸の建前前でした。 D邸は【HAG環境デザイン】様のお仕事で、当社は木建材の納品とプレカット加工をさせていただきました。

  柱材は全て4寸(120×120)。

しかも、通称『大分方式』と呼ばれる乾燥材です。

この『大分方式』とは、簡単に言うと半分人工乾燥、

半分天然乾燥させた木材です。

なぜ、そんな手間の掛かりそうなことをするかというと、全て人工乾燥(←乾燥釜と呼ばれる機械の中で、強制的に乾燥させること。 この方式で乾燥させた木材をKD材と呼ぶ。)にすると木材の芯の部分が破壊されることがあるそうです。 確かに、自然にあるものを強制的に何かに変化させるということは、ある意味不自然な行為で、歪が発生してもおかしくないかもしれません。

この『大分方式』では、内部破壊が生じない程度の期間乾燥釜に入れ、芯の部分は自然に乾燥させる方式をとっているそうです。

本当は、全て自然に乾燥させるほうが理想なのでしょうが、お客様は待ってはくれません・・・。 昨今の瑕疵担保責任等々の検査基準により含水率が非常にシビアに検査されます。 JIOの検査基準では含水率15%以下とか言われております。 ということで、KD材ができたんだろうと思います。 

 自然乾燥(←または天然乾燥。AD材と呼ぶ。)させた木材で、含水率15%以下までにするためには何年干さなくてはならないのか・・・。 

ただし、木材はこの含水率が低くなるにつれて、強度が増すということも言われております。 実際、昔の家はかなりの時間をかけて建てていたと思います。 時間をかけることで自然に乾燥し、強度が増す・・・。 これが本当の木造建築のあり方かなぁ・・・、と私は思っています。 さらに昔は、新築するごとに新しい木材を使うだけではなく、以前使われていた木材、そう【古材(kozai)】が頻繁に使われていたそうです。

【古材(kozai)】は天然乾燥そのものです・・・。

 

 で、こちらは今回使われる化粧梁。

この梁材(杉)は、それこそ何年も自然に乾燥させた木材です。(残念ながら【古材(kozai)】ではありませんが・・・。 )

今日のこの日のために何年も待っていたんですね・・・。

スバラシイ・・・。

 

  このように使われます。

塗装は一切しないそうです。

このD邸は自然素材をふんだんに使用されます。

もちろん壁も左官仕上げ。

巾木も窓枠も天然木を使用します。 

今から出来上がりが楽しみな家ですね。

そして明日は上棟式。 晴れるといいですね。

 

 

  こちらは、現場への道すがら撮影した写真。

世界一?静かな大村湾(←先日TVで村上龍が言ってました。)です。

ホント、美しい・・・。

 

かなり底冷えしてきたのでこの辺で。 では。

外観パース

こんばんは。 今日の長崎は雪が降りました。 むちゃくちゃ寒いです。 岩永です。

ブログ毎日更新するつもりなんですが・・・、1回怠るとダメですね~。 サボり癖がついちゃってます。

 

さて、ここ最近つくった外観パースをいくつかご紹介。

 

色鉛筆調で(笑)

 

 

 

 

 こちらが原版。

 

 

 

 

周りの風景に溶け込むように・・・。

 

 

 

 

住宅密集地では・・・。

 

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

いずれにしても、最近のCADってすごいですね~。 ビックリします、ホント(笑)

 

では。

設計です。

こんばんは。 2月に入り、徐々にではありますが、暖かくなってきている長崎地方。 もうすぐ春の足音が聞こえてきそうな、岩永です。

先日嬉しいことを言っていただきました。 (有)堀川建築様のご紹介で、また設計をさせていただくんですが、そのお施主様がどうやらO邸の外観を気に入ってくれてるみたいで、『あんな感じにして欲しい』、といっていただきました。

嬉しいですねぇ~(涙) まったく同じにはならないですが、ご希望に沿えられるよう、頑張りたいと思います。

 

さて、先週末にHAG環境デザインの橋口さんと一緒に木材の加工をしてきました。

  橋口さん自身、こういったことはお嫌いではないみたいです(笑)

私も好きですね。

ただし、下手の横好きと言いましょうか、上手くはないですが(笑)

削った材料は、D邸の外柵に使われるそうです。

  こうやって当社にて干しております。

たかだか2~3日の話ですが、それでもいくらかは違うと思います。

土日は天気良かったですしね・・・。

そして、来週末には現場見学会を兼ねた【音楽会】がD邸にて開催されます。 天然素材をふんだんに使用した木造住宅をご見学されたい方は、当社までお問い合わせ下さい。→こちら

橋口さんの感性と、当社の材料の融合を、肌で感じていただければ幸いです!

では。

木造住宅の基本構造

こんばんは。 巨人がまた勝ったみたいです。 引き分けを挟んでの6連勝とのこと。 スバラシイ…ですね(笑) この調子で、年間100勝(←ありえんかな)を目指して欲しいと思っている、岩永です。

 

さて、今日はちょっとお堅いお話。

ごく一般的な木造住宅において、設計段階で構造的に気になるところ(←気をつけるところ)として、『重心』や『剛心』といったものがあります。 重心とは、家の平面的な中心を言い、剛心とは、水平力に対抗する力の中心を言います。 また、この重心と剛心の距離を偏心距離と言い、この距離が大きいほど家は倒壊しやすくなり、 できるだけこの距離を小さくすることが大切になります。 ちなみに、この距離(←重心と剛心の距離)を数値化したものが『偏心率』となります。 この偏心率(←数値的に0.30以下にし、0.15以下にするのが理想的)が小さい家ほど、「ねじれ」が少なく、地震にも強いと言えます。 

次に耐力壁量やバランスについても考えます。 筋交や構造用合板などで構成される壁を『耐力壁』といい、耐力壁は地震や台風などの強風に対抗して、家を倒壊、変形から守る大事な構造部になります。 この耐力壁は、バランス良く配置することが重要で、むやみやたらに配置すればよいというものではなく、配置のバランスが悪いと、地震や強風時に家のひずみ、または倒壊の原因となってしまいます。 この耐力壁のバランスは、先に述べた偏心率によって数値化され、その数値が小さいほどバランスの良い配置となります。

また、床面積等によって計算される必要壁量(←法令によって定められている、必要な耐力壁の量)に対して、設計された耐力壁の有効長さがどれくらいあるかの割合(壁量安全率)を求め、1.0を下回らないように検討しなければなりません。 それから『壁心率』というのもあって、この壁心率も偏心率と同様、建築物の構造的な不安定さを表し、なるべく、この値が小さくなるような設計を行う必要があります。

ふー(←一息)。

耐力壁や柱の上下階の位置についても考えなければなりません。  上下階の耐力壁や柱の位置はできるだけ一致させることが大切です。 もっと言えば、半数以上の柱を一致させることが理想的です。 さらに、『直下壁率』を0.3以上の数値(←すべて一致すれば1.0)にするように、2階の耐力壁の全長に対する、1階の耐力壁上に位置するものの長さの割合を考えなければなりません。

 

上記に述べた内容は、ほとんどがリンクしていて、ほぼ同時に考えなければなりません。 もちろんお客様のご意向というのがあって、平面計画(←基本プランニング)の段階からいきなり構造のことを言ってもしょうがないのですが、設計者(←プランニングをする人)は少なくとも、構造のこと(←上記のことすべてではなく、壁等のバランス…)を念頭におきながらお客様のご意向を基に、プランニングするべきかと思います。 よく失敗しがちなのが、こういったこと(←構造等)をあまり考えずにプランニングを行い、いざ実施設計の段階になると「構造上の問題がありまして…」なんて言われてまたプランのやり直しみたいな…(汗) 

 ↑
法的なこと、構造的なことはホント難しいです。 私も日々勉強ですね(冷汗)

 

私がよく思うのは、『Simple  is  Best.』。 シンプルな間取りほど、使いやすく住みやすいし、構造的にも無理のない家になる。 また、『飽き』もきにくいかなと。

私がプランニングするときはできる限り、シンプルな間取りになるように心掛けています(←つもりです…)。 また、当社には素敵なCADソフトがありまして…(→機械に頼るんです…)、『壁量安全率』、『偏心率』、『壁心率』、『壁直下率』が計算可能です。 

では。

200年住宅から長期優良住宅へ。

こんばんは。 「ロフトは高さ1,400㎜までですよー 」、の岩永です(笑)

 

さて、最近ほとんど聞かなくなった『200年住宅』という言葉。 去年くらいまでは、結構周りで騒いでいたはずなんですが…。 なんでも、国交省さんあたりが『200年住宅』という言葉を回収しているそうで、去年の年末あたりから『超長期優良住宅』になり、今では『長期優良住宅』に変わってしまいました(笑) 

ま、最初から批判が出ることは分かっていたと思うんですが、先の首相さんが言い出したもんだから、引っ込みがきかなかったんでしょうね…。 さらにこの不景気。 そして、『200年住宅』を謳っていた【富士ハウス】さんの突然の倒産劇…。 余計、無くしたくなったんでしょうね、きっと。

そんな流れから私が最近思うこととして、

「そもそも、日本の住宅が寿命30年ということ自体不自然な感じで、その壊される理由というものを無視してはいけないんじゃないだろうかと。 そして、世の中の景気を本当に考えるならば、やっぱりスクラップ&ビルドが一番良いわけで、さらに地球環境というものを考えるのであれば、スクラップされた廃材のほうに視点を持つべきではないだろうか…。」 

です。

日本の住宅が30年で壊される理由は、たぶんほとんど場合が『世代交代』だと思います。 子は親元を離れ、自分でまた家を建てます。 また、親が建てた家を解体して2世帯住宅なりを建て替える場合もあります。 最近解体屋さんから聞いたことですが、誰も住まなくなった家(←住んでない家)の解体が増えているそうです。 たとえば、子供が県外へでて行き、親元を離れる。 そして、子供は県外に自分の城(←家)を築く。 そうなれば、その親が住んでいた家は、その親と運命を共にしていきます。 つまりは親がいなくなれば、その家の運命も終わることになるんです。

決して日本の住宅が30年くらいで壊れるわけではなくて(←例外もあるんでしょうけど…)、敢えて取り壊しているはずです。 それが現代の日本の文化だろうし、これからもその文化はなかなか変わらないでしょう。 さらに言えば、家を建てる人は「新築時に100%」を求めます。 ということは、中古住宅は少なくとも100%未満ですよね。 今、中古住宅を望む人のほとんどは「安い」と思われるからでしょう。 土地付の中古住宅を買って、それなりに手を加えたほうが安くなるという考え方です。 一理ある、と思います。

長くなってしまったんで無理やりまとめますが(汗)、今の日本の景気を考えるならば、やはり建設、建築関係の景気が上がらないことにはダメだろうし、そうするためには『スクラップ&ビルド』が良さそうな気がします。 ただ、「やりっぱなし」にするのではなく、スクラップされた廃材をどのように処理して、そして活かすことができるかを考えたほうが良いのではないでしょうか。

またまた長くなってしまいましたが…、独り言でした。

では。

家のこと

こんにちは。 最近あんまり書いていないですね…、家のこと。 ネタがないわけではないんですが…(汗)、家のことについてはじっくり腰を落ち着かせて書きたいもので。 

世の中、景気が悪いせいかアセガる人(←方言かな?焦りすぎている人ということ)が多いような気がします。

焦ってもなにも良いことはないのに…。 良い物を作るためには、じっくり時間をかけて煮詰めていかないと…。 結局は手戻りになったり、余計な事をしなくてはならなかったり…。 もちろん、『時間をかける=良い物ができる』わけではないですが、少なくとも『時間をかけない=良い物ができる』でもないと思います。 合理化をはかり、無駄な作業を減らすことはもちろん悪いことではないのですが、その無駄と思うことが本当に無駄なのかどうかはよ~く考える必要がありそうですね。

『急がばまわれ』、昔の人はよく言ったものですね。

では。

プランあれこれ

こんにちは。 秋の深まりを感じ始めた今日この頃。 朝晩は、結構冷え込みがきつくなってきましたねー。 また、新型インフルエンザも流行っており、体調管理には充分気をつけなくてはなりませんね。

 

さて、ここ最近のプラン例をあれこれご紹介を。

  まずはデイサービスセンター(有料老人ホーム付)。

店舗付き住宅(既存S造)を老人福祉施設等(新規)に用途変更となります。

既存建物はどちらかというと、シンプルな色合いの外観でしたが、今回はデイサービスということで温かみのある配色をご提案させていただきました。

 

こちらは一般住宅(木造)の基本プランニング。

平屋ということで、なかなか立体的な構成が難しいところなんですが、屋根勾配を変えることでちょっとした変化を持たせたご提案をさせていただきました。

ま、基本的にシンプルモダンという括りのデザインですが、内装材や、外壁材(一部)に無垢の木材を使用することで、ありがちになりそうなところに変化がつけるのではないでしょうか。

 

先日ご訪問させていただいた、とある設計事務所の方とお話しさせていただきましたが、やはり設計を行う上で平面計画にばかりに目がいきそうなところを、いかに立体的に捉えることができるかどうかが重要な事をあらためて認識させていただきました。 また、優れた設計(デザイン)をされる方はホント絵がお上手です。 私も勉強していかないと。

絵(パース)が即席で描けることで、お施主様へのイメージ伝達がストレスなく行えますもんね。 意外と現場(←工事現場)においても大工さんや職人さんに収まりを伝えるときにも便利です。

さ、絵画教室にでも通うかな(笑)

では。

デイサービスセンターです。

こんばんは。 いや~元マリナーズの城島選手、阪神タイガースに行っちゃいましたね~(驚) 日本球界に復帰したいと言った時点で、ソフトバンクに帰ると思っておりましたが…。 まさか、でした。

しかし、これで来年のセ・リーグがもっと面白くなりそうです。 それでも我らが巨人軍の優勢は変わらないでしょうけど(笑)

そして今日、ドラフト会議にて渦中の人であった菊池投手(花巻東)の進む球団が、西武ライオンズに決まりました。 さらに、今春センバツ優勝投手の今村投手も広島カープに決まりましたね。 将来、この両投手が日本シリーズで投げ合うのが楽しみです。 ちなみに、オリックスが1位指名した古川投手も確か清峰(←長崎)出身のはず…。 清峰すげぇ(驚)

 

さて、 野球ネタはほどほどにしときまして。 今日は、来月上旬にオープンするデイサービスのご紹介を(←実は、設計させていただきました。 設計といっても既存建物の改修工事なんですけどね。 それでも確認申請からまちづくり条例の申請やら盛りだくさんでしたけどね…)。

   

今回、デイサービスということもあって、特別凝った設計はしておりません。 オーナー様やケアマネージャーさんのご意見を参考にさせていただき、なるべくナチュラルな感じでもろもろの仕様を決めさせていただきました。 ただし、トイレや浴室に設けた手摺に関しては、ちょっとこだわりを持って『赤』にさせていただきました。 なぜ『赤』にこだわったかというと、お年を召した方の多くは白内障を患っているそうです。 ということは、白っぽい壁や床に、黄色や白色の手摺を設けても見にくい。 ということで、あえて『赤』を選択しました。

 

上の写真左が改修前。 右が改修後です。 サッシや、外壁などはほぼ既存利用ということでしたが、こうやってみるとかなり雰囲気も変わり、温かい感じになったんではないでしょうか。 こちらもオーナー様や従業員の皆さんに外観パースを観ていただき、このような色合いとなりました。

そして、2階は有料老人ホームになります。 2階についてはまた今度ご紹介を…(←まだエレベーター工事が残ってますもんで)。

明日は、外部看板のカッティングシート貼り行ってきます。

では。

形態は機能に従う

こんばんは。 ようやく我が家からインフルエンザウイルスがいなくなったみたいです。 しかし、母は強ですね~(汗) 嫁様は二人の子供と毎晩添い寝状態だったのに、一切うつる気配もなし。 いやー、ホントすごいの一言ですね! そんな嫁様、今日もまたTV取材が入っております。 もうこれで取材を受けるのは何度目なんだろう…。 スバラシイ…(笑)

さて、表題の『形態は機能に従う』という言葉。 L.サリバンとかいう人が主張した言葉だそうですが、私もこの考えには賛同したいですね。 ちなみに、L.サリバン氏は構造的な部分(←なんでも鉄骨ラーメン構造を最初に評価したらしい)を言ったんだろうと思いますが、私としては住宅や建築、またそのほかの物についても言えることだと思っております。

どんなに優れた装飾を施しても、使いづらかったり住みづらかったりだと本末転倒だと思います。 やはり、優れたデザインというのは、特に機能的で、かつ、美しいものではないでしょうか。

それには、目に見えない環境のことなども充分に含まれていると考えます。 見かけばかりの外観や内観にとらわれず、目に見えない機能や構造にも配慮した住宅をつくりたいと思います。

では。

プランニング

現在、木造平屋建てのプランニングをさせていただいております。 平面プランは、ある程度お施主様のご要望に沿えたのではないかと思います。

あとは、詳細を詰めていくだけ…。 というか、予算との闘いですね。

 

 

 

 

ガンバロ。

では。

徒然草 第五十五段

こんばんは。 気がつけば世はもう師走。 今年1年も、あっという間に過ぎて行った気がする、岩永です。

さて、今日はちょっと面白い話でも。

 

徒然草 第五十五段

原文
家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。
深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。細かなる物を見るに、遣戸は、蔀の間よりも明し。
天井の高きは、冬寒く、燈暗し。
造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。

現代語訳
住まいの建築は、夏を考えて造りなさい。 冬は、住もうと思えばどこにでも住める。 猛暑の欠陥住宅は我慢ならない。
庭に深い川を流すのは、涼しそうではない。 浅く流れているほうが、遥かに涼しく感じる。 小さい物を鑑賞する時は、吊すと影ができる窓(←扉。 受けに上げて留め金で吊すと、そのまま日よけになる窓)よりも、引き戸の方が明るくて良い。 部屋の天井を高くすると、冬は寒く、照明も暗くなる。
「新築の際には、必要ない箇所を造っておけば、目の保養になるし、いざという時に役に立つ事があるかも知れない」と、ある専門家が言っていた。

 

この『徒然草』は、鎌倉時代末期、1330年8月から1331年9月頃にまとめられたらしく、そんな時代から、日本家屋の原型は出来上がっていたのかもしれませんね。 

一昔前の日本の住宅は、冬の寒さをどうしのぐかだったと思おいます。 そのため、高断熱・高気密をうたい、北欧諸国の建築をとりいれてきました。 その挙句がシックハウス症候群なわけですが…(汗)

最近は、地球温暖化ということもあり、夏の暑さに対する対応を考えた住宅が増えてきたように思います。 『徒然草』で言っているように、私も暑さ寒さでいえば、寒い方がなんとかなるような気がします。

また、古民家などが見直されていることも、巡り巡って出てきた答えかもしれませんね…。 

住宅というのは、しっかりと通風換気をとり、適度な採光があれば良いのかもしれません。 (←過剰なまでの採光日射は、時にとても不快にさせる要因となります。)

先人の知恵というのは、ホントすごいですね。

では。

図面化する前に…

こんばんは。 岩永です。

 


私は最近、設計図を描く前にスケッチを描くようにしています。 もちろん平面計画や立面計画を行った上での話ですけど(笑)

こうやってスケッチを描きながらイメージを具現化していければ、お客様にもイメージを伝えやすいし、また、解りやすくもあります。

ただ、まだまだスケッチ力が未熟なのでディティールまでは描けないのが残念ですけど…。 それでもこうやって描き慣れていくことで、そのうちスケッチ力も磨けるはず?と信じております。

現場でも、収まりなんかはその場でスケッチを描いてあげると大工さんも解りやすいと喜んでくれます。 ま、下手は下手なりに役立っているみたいですね。

 

では。

 

マイホームを考える…

皆さんは、マイホームを考える時にまず何が頭に浮かんでくるでしょうか? 人によって浮かんでくる内容は違うと思いますが、私の場合、まずは家族が幸せに笑って過ごしている空間です。

今の時代、住宅に関する情報はインターネットや住宅雑誌、そして住宅展示場などで容易に知ることが出来ます。 たとえば、とあるハウスメーカーのホームページを開けばそのメーカーの一押し物件が掲載されているし、住宅雑誌を開けば有名な建築家や若手有望建築家さんたちの設計された住宅が掲載されています。 また、住宅展示場に行けば各メーカーさん、地場の大手住宅業者さんがとても立派な住宅を展示されています。

「あの設計家のデザインがいい。このハウスメーカーの構法がいい。あ、この床材がきれい。etc・・・。」

いろんな良い部分が見えてきますよね・・・。

先に述べたように、住宅に関する情報は意外と簡単に手に入ります。 しかし、ここで注意しないといけないのは、そのような情報は発信元に都合の良いことばかりが掲載されているということ。 ま、当たり前ではあるんですが、そういった情報の中からその住宅や商品の良し悪しを判断するのはなかなか難しいものです。

ここで、皆さんに覚えていて欲しいことは、

『マイホームが欲しいと思ったときの気持ちを忘れないで!!』と、いうこと。

どんな家にするか、どんな空間がほしいか、最初に思い描いたことを箇条書きにするなりして残しておいてください。 そうすることにより、自分の思いがブレにくくなると思います。  いろんなものを見すぎて判らなくなった人とか、部材や仕様をいい所取りしすぎて全体が見えなくなった人をよく見かけます・・・。

それからもうひとつ。 箇条書きにした事項に、優先順位を付けておきましょう。 思いが具現化していくにしたがって、予算という壁にぶち当たります。 そのときに優先順位を付けておけば、妥協できる部分が明確になり、予算が立てやすいと思います。

私自身、ハウスメーカーやパワービルダーで家を建てることは別にいけないこととは思いません。 ただ、彼らの営業力はすごいですから、彼らのペースに巻き込まれないようにして欲しいと思っております。 何かの本に書いてありましたが、マイホームを建てるのに1年がかりで計画を立ててもかけ過ぎではないと。むしろ、それ以上かけても損はないと思います。

その計画段階で、ご自身や、ご家族だけでは限界が出てくると思いますから、専門家の知恵も借りた方がよいですね。 結構いろんなところで無料相談会をやっています。(←当社もいつでも承ります

ちなみに、我が家族の場合のマイホームに思い描くこと。

1.家族が集える空間があること
2.友人が家族連れできて、ホームパーティ(10人以上)ができる
3.リビングから庭にかけてウッドデッキが欲しい
4.家事動線がスッキリしていること(←嫁の思い)
5.子供室×2室、主寝室、客間が欲しい
6.床、壁、天井などを天然素材で仕上て欲しい
7.外観はモダンな感じで
8.収納力の大きな家
9.浴室に専用デッキが欲しい(←俺の思い)
10.子供室にロフトが欲しい(←子供の思い、嫁賛成、俺反対)
11.車庫は2台分、出来ればガレージ風に
12.書斎が欲しい(俺の思い)
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など、こんな感じで箇条書きにしていけばよいと思います。 優先順位については家族で話し合って決めればよいと。我が家族の場合、実際は大体25項目くらいありますが、この辺でやめときます。

マイホーム…、考えれば考えるほど悩みも多くなります。 しかし、人生の中でこれほど大きな出来事はさほどないと思います。 よく『一生に一度の買い物』と例えられるくらい重大な事なのです。 皆さんには、真剣に悩んで欲しいですね。

では。

イワモクでした。

ラフスケッチ

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これは、受付カウンターのラフスケッチです。 それでもこのスケッチで木工所さんは見積してくれます。 嬉しい限りですね。

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たまにコピー用紙の裏面を使って、イメージを考えます。 コピー用紙の裏面なので、もちろんグリッド線はありません。 しかもラフスケッチなので、まったくスケール(←寸法)は意識せずに描いちゃいます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、プランを考える上でまず、機能図を描きます(←もちろん、ヒヤリングの内容を踏まえて)。 機能図とは、その家の機能(←動線的な)を図に表わしたもので、これを基に平面計画、立面計画を行います。 これを行うことで、その家の大まかな感じがつかめます(←ハズです)。 たとえば、『LDKと和室は玄関ホールを介して行き来できるようにしたい』との要望をイメージできます。 たとえば、『サニタリー(トイレや洗面所、SBなど)にはLDKからも2階からも直接行けるようにしたい』とか、ですね。

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そうやって、徐々にイメージを具現化していきます。 ま、あくまでもここまではラフなスケッチですけどね。 ここから方眼紙なんかに落とし込んで、ある程度のスケール感を把握し、図面化していきます。 

さ、もっと絵ゴコロつけないと…(汗)

イワモクでした。

では。

暑さ対策

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写真の縦長窓、明るく見えませんか? 実はこれ、北側の窓なんです。 そして少し離れた場所には障害物があるような場所。 それでもこれだけの明るさを放っています。 皆さんはよく、北側では採光が取りにくいと思いになるのではないでしょうか? 実は意外と採光が取れるんです。 特に、うす曇り空なんかだとなおさらです。 うす曇り空の場合の方が、日光が大気層で拡散され一様に明るくなるわけです。 もちろん、直射光が一番明るいのですが、それは直射光が当たるごく一部の場所の話であって、平均的に考えると、ということです。 でも、夏場の直射光は結構迷惑ですよね。 暑いし、眩しいし。

我々設計に携わる者として、今後特に考えなくてはならないのが夏場の暑さ対策ではないでしょうか。 温暖化が言われて久しい昨今。 この夏も梅雨明け当初から各地で30℃を超えていて、熱中症のニュースが絶えません。 外に出れば刺さるような日差しが照りつけ、うだるような暑さです。 

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昔の家は、軒が深いです。 これは、エアコンがない時代の知恵だと思います。 風通りを良くして、かつ、なるべく直射日光を入れずに計画する…。 光は、実はいろんなところから取り込めます。 先にも述べたように、北側からでも取り入れられます。  また、南側の側窓に内障子を計画することで直射も防げるし、断熱効果も多少得られます。 また、ガラスも透明ガラスではなく光の拡散が期待できるカタガラスという選択肢もあります。 その場合、景観は期待できませんけど…。

これからの家には、夏を意識した、自然に暑さ対策できるような計画をしていかないとならないかもしれませんね…。

では。

イワモクでした。

ハイブリッド住宅

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今朝の日経新聞に、『トヨタ・ミサワが新型住宅』という見出しで1面を飾っていました。 記事の内容は、太陽光発電を高効率化して蓄電装置と組み合わせ、家庭で消費するエネルギーを自給自足できるようにするというもの。 

最近の戸建て住宅事情は目まぐるしく進歩しています。 住宅版エコポイントであったり、瑕疵担保保険だったり、長期優良住宅であったり…。 

日々アンテナを張っておかないと、世の中に取り残されてしまいそうな気がします。 情報に溢れ、選択肢がありすぎる現在、うまく情報をキャッチして、確実な選択肢を選ばないととんでもない間違いが起きてしまいそうですね…。

しかし、それだけの情報を集めて建てても、新築したら終わり、というわけにはいきません。 実はそこからが重要なのです。 その家に何十年も住むわけですから、日々のメンテナンスを怠らず、労わってあげなければなりません。 お庭があれば、草むしりもしないといけないし、塗装が剥げたら塗装してあげる…。 こういったこともメンテナンスの一つなんです。

たぶん、今のこの世の中に『メンテナンスフリーな家』というのは存在しないのではないでしょうか。 最初に書いた住宅も、機器の故障によるメンテナンスや経年劣化による取替など、普遍的、恒久的にはならないでしょう。 

私は、『形あるものはいつか壊れる』と思っています。 手間を惜しまず、労わってあげたいものですね。

では。

イワモクでした。

はじまります。

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まずは、カマボコの家(仮)。

今年の7月ごろからお話しさせていただいていた、カマボコの家(仮)。 先日、設計契約をいただきました。 これから、確認申請等々の業務を行います。 それと、施工もさせていただけるように、これからお見積書を提出させていただきます。 もちろん、ご予算をお聞きし、ある程度の概算お見積りはお出ししているのですが…。

scan-21.jpg   ←こちらは断面スケッチ。

 安直ではありますが、カマボコの家(仮)の由来は屋根の形状がカマボコっぽいから。 それでもなかなか親しみやすいネーミングだと自負しております(笑)

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次に、漢方薬局・岩永十字堂様。

先ほど、GOサインいただきました。 こちらは、いつもお世話になっている(有)堀川建築さんのご紹介で、設計をさせていただきました。 今回、最初から私がお打合せをさせていただき、ある意味プレゼン的要素を持ったものでした。 いずれにしても、設計業務が進められるようになり良かったと思います。 お客様も少しお急ぎのようで、これからピッチを上げて行かないと…、です。

さて、久しくブログの更新を怠っていたわけですが、特に何かあったというわけではなく、自分自身がバタバタしていたというだけでして…(汗) 今後はちょくちょく進捗状況をブログにてご報告できればと思っております。

ということで、今日はこの辺で。

では。

イワモクでした。

地鎮祭

先週は、設計のご依頼をいただいた『漢方の岩永十字堂(仮)』様の地鎮祭が執り行われました。 

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雨が朝から降っていたのですが、地鎮祭がはじまるとタイミングよく雨が上がりました。 岩永様の日頃の行いの良さでしょうか(笑)

一応、現在確認申請中ではありますが、来週早々には確認済証が発行されると思います。 そうなれば、いよいよ着工ですね! 私は今回、設計と確認業務、それと工事監理を担当させていただきます。 あ、もちろん建築資材の納品も。

ちょくちょく現場に行きますので、進捗状況がUPできると思います。

では。

イワモクでした。

小さく住む、ということ。

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私は別に設計について語るつもりはありませんが、ここ数年、徐々に感じてきたことがあります。 それは『自分の住む家はたぶん小さいだろうな。』ということ。 ここに特別な嗜好があって、またかっこいいコンセプトがあるわけではありませんが、なんとなく感覚的にそのように感じています。

このことを家族に言うと、『夢がない』とか『家は広い方が良いに決まってる。』とか言われます。 確かに、お城までとは言わないまでも、ごく一般的に、広い家に住むことがステータスであることは間違いないと思います。 誰もがハイグレードな設備機器とハイセンスで高級な家具で溢れる生活空間に憧れたことがあると思います。 

ここで私の感じている『小さく住む。』というのは、決してローコストで安価な設備、材料で作った家に住むわけではなくて、そこで住まう時の必要なもの(←室とか設備とかいろいろ)とそうでないもの。 どうすれば気持ちよく、円滑に生活できるか(←生活動線を細かくまとめられるか)。 そして、そこにほんのちょっとだけの嗜好(←ちょっとだけ贅沢な空間やちょっとだけ贅沢な材料など)を入れてあげる…。 などなど考えていくと、必然的にそこまで広い面積は必要なく、それなりに面白い空間になるような気がします。 

私が好きな建築家の一人、伊礼 智氏が曰く、『自分の身の丈に合わせて小さくまとめようとすることは、生きものの本来の姿なのでしょう。』と仰っています。 

私は、『小さく住む』ことが、決して『貧乏たらしい』とは考えておりません。 逆説的に考えると、小さく住む(←小さい家)ということは省資源であり、省エネです。 敷地には余白ができて緑地が作れ、環境にも寄与できる…、いわば最大のエコ住宅かもしれませんね。 それに、家族の距離もずっと近くなり暮らし自体はとても豊かになると思います。

今後は『小さく住む』事をテーマに、いくつかプランニングをしてみたいと思っております。 まぁ、あくまでも今のところは私の主観で考えるつもりです。 もちろん、具体的な土地もなければ家を建てる計画があるわけでもありませんので、いつになることやら分かりませんけど。

ただ、ル・コルビジェが湖畔に建てた両親のための家を計画した時のように、まずは建物ありきで土地を探すというのも面白いかもしれませんね。 この家に合う土地はどこだろう…なんて考えながらプランニングしてみたいと思います。

では。

イワモクでした。